2016年6月25日土曜日

読み聞かせを楽しもう


息子にとって、初めの本との出会いは、布やビニールでできた「オブジェ」としての本だったと前の記事で書いた。

次のステップは、読み聞かせだったと思う。

幼い子どもは、遊びながら聞いていることも多いそうだ。

息子の場合も、私が読んであげているのに遊んでいることもあった。

「あれ、興味ないのかな?」と思いつつも読み進めていると、突然的を突いた質問をするので、驚いたこともある。

2歳くらいの幼い子どもは、人が読んでいる時に遊んでいるからといって、失礼なことをしているという意識はない。

集中の仕方が大人とは違っているようだ。

おとなしく座って聞くことを強要したら、読み聞かせが嫌いになってしまうかもしれない。

息子は、幼稚園に行くころには、ちゃんと座って先生の話を聞けるようになっていた。

それぞれの年齢にふさわしい聞き方というものがあるのだろう。

そんなふうに一緒に(?)読んだ本はどんどんたまっていった。最初、子どもは一緒に読むときしか本を見なかった。

しかし、ある時、棚から自分の本を一冊一冊出して、熱心にページをめくりだした。

まだ幼稚園にも行っていなかったので、読んでいたわけではない。

絵を見たり、読んでもらった話を思い出したりしていたのだろう。

その間、泣きもせずに一人で遊んでいてくれたので、私がものすごく助かったのは、言うまでもない。

おもちゃもそうだが、買って与えるだけでは、幼い子はあまり興味を持たない。最初に家族が一緒に遊んであげると、後で一人でも遊ぶようになる。

電池を使わないシンプルなおもちゃでも、大人がたっぷり一緒に遊んであげると、興味が開かれるようだ。

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