2017年3月17日金曜日

日本人の脚は大根脚?


先日ある日本語のクラスで大根という言葉が出てきました。

そこで、大根をめぐる日本語の表現を少し紹介しました。
大根役者、大根脚・・・

すると、日本人の脚は太いという感想が出てきました。

すかさず、様々な国籍のクラス中の留学生たちが、うん、うんと頷くではありませんか。

脚が見えるのは主にスカートをはいている女性ですから、日本女性の脚は太いということになります。

そういえば、フランスに住んでいたとき、太った女性でも体の割に足が細く見えたものです。

女性が自分の身体のどこを気にするかという日米アンケートでも、日本の女性は足の太さで、アメリカの女性は腰回り、お尻という答えが多かったようです。

それを裏付けるように、我が生徒たちは、「日本の女性は体が瘦せてても足だけは太い」と言うではありませんか。

ということは、主観的に気にしてるだけではなく、客観的にも日本女性の脚は太いのかもしれません。

(ズボン履いててよかった)と私は内心思いました。

「なんでかなぁ。健康にいいとか言って歩きすぎるからじゃない?」と一人の学生。

「それに脚が曲がってる人が多いよね。なんでだろう。」

「あ、それは何世代にもわたって正座してきたからです。」と私は説明してみましたが、彼らは納得しません。

イスラム教の学生は「僕たちもお祈りのとき正座するけど、たいていの人は脚が真っすぐです。」

えー、ほんとう?

「日本の子どもたちが遊んでるところを見ると、足を横に出して座ってる子が多いです。それが原因かもしれません。」

確かに。
うちの子どももフランスにいたとき、小児科に注意されました。

フランスの子どもたちは、床に座るときはあぐらをかくように指導されます。
ちなみに、フランス語で「あぐらをかく」はインド人風に座ると言います。
(でもこの「インド人」はインディアン、つまりネイティヴアメリカンの意味にもなる言葉なので、「ネイティブアメリカン風に座る」ということなのかもしれません。)

いつの日か、外国人留学生が日本人の脚について論文を書き、私たちがすらりとした真っすぐな脚を持つのに貢献してくれる日が来るかも?


 

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