2017年2月14日火曜日

構文を理解すれば英語の勉強が楽になる


外国語を効率よく学ぶには構文理解を優先すべし、と前に書きました。
(外国語の勉強は構文が大事)

英語の場合、どのように構文を掴んだらいいか見てみましょう。

文の意味を理解するためにも、英文法や英作文のためにも、まず動詞を見つけましょう。

ごく単純な文から。

1)  I have a guitar. 
もちろん動詞はhave。

2)  I have finished my lunch.
意味を担う動詞はfinishedで、言いたいのは「お昼をもう食べてしまった」ということ。
haveはこの場合助動詞で、「もう・・・してしまった」という意味を付け加えているんですよね。

3)  I am playing the guitar.
動詞はplay。
ただし I(私) という主語に合わせて活用して(形を変化させて)いるのはamというbe動詞ですね。
この文の場合、be動詞は「・・・しているところ」という意味を付け加える助動詞の役割をしています。

4)  I am a cat.
(私は猫です)
動詞はam。
この構文では、be動詞は=(イコール)の役をしていると言えるでしょう。
私=猫
または、be動詞を「存在している」という動詞だと理解して、
私は猫として存在している
と解釈してもいいでしょう。

日本語の「私は猫です」という文の中には動詞はありません。
そもそも日本語の「動詞」という用語には「動く」という漢字が入っているので要注意です。
英語では、be動詞は動詞なのです。

5)  She is kind. 
4と同じようにbe動詞がこの文の動詞です。
この場合、isはイコールともちょっと違いますね。
主語sheの性質を表しています。
日本語で「彼女は親切だ」と言うとき動詞は必要ありませんが、英語では各文に動詞が一つ必要です。
ですから、主語sheと主語の性質kindをつなぐために、動詞isを置きます。

be動詞は4や5で見たように主語と主語の性質や状態を表す語をリンクするので、link verbと呼ばれることもあります。

日本語には、動詞がある文もあればない文もあります。
普通の英語の文には、活用している動詞が必ず1つあるということを覚えておきましょう。

そしてこのことは、西洋の他の言語 - フランス語やドイツ語 - を勉強する時も役立ちます。

(冒頭の写真はテームズ河とロンドン塔)










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