2017年2月25日土曜日

パンケーキをフランス人はクレープと呼ぶ


イギリスやアメリカなど英語圏の国では、もうすぐパンケーキの日。
今年はちょっと遅くて、2月28日火曜日ですね。

フランス語と英語の奇妙な関係として、フランスに住んでたときに気づいたことの一つ。

フランス人はパンケーキをクレープと呼び、イギリス人やアメリカ人はクレープをパンケーキと呼ぶ。

もちろん、フランス人はクレープのこともクレープと呼ぶし、イギリス人やアメリカ人はパンケーキのこともパンケーキと呼ぶ。

だから、アメリカのアニメをフランス語で見ていると、 クレープとは思えない分厚い「クレープ」が出て来たり、逆にフランス映画の英語版を見てると、やけに薄い「パンケーキ」が出てきたりする。 

しかし、周りのフランス人やイギリス人たちは少しも気にしていないようだった。

フランス人は、アメリカ人はクレープを分厚く作るんだと思っているし、アメリカ人は、フランス風のパンケーキは薄いんだと思っている。

トルコなど中東にはまた少し違ったパンケーキがある。

そして日本人は、クレープとは薄くて中に何か入れて巻いたりたたんだりできるものだと思っているし、パンケーキとは食べごたえがあって上に何か付けるものだと思っている。

因みに、パンケーキのパンとはパンのパンではなく、フライパンなどのパンです。
pancake と書くのですから。
パンみたいに食べられるケーキという意味ではなく、フライパンで焼けるケーキという意味じゃないかな。
ブレッドという意味のパンは英語ではなくフランス語で、painと書きます。 

何はともあれ、おいしいパンケーキ(クレープでもいいのですが)を! 



2017年2月16日木曜日

イギリスBBC、なぜアメ車が日本で売れないかわかりやすく解説




アメリカの車は大きいから日本の狭い通りでは不便だ・・・

昔から言われてきたことですが、BBCの記者が実際に日本の町を走って確かめました。

アメ車で日本の町を走ると、道いっぱいになってしまったり、駐車場で苦労したり。

その上燃費が高いから、日本の消費者には人気がないと説明しています。

http://www.bbc.com/news/business-38894819

燃費って英語でどう言うのでしょうか。

燃費がいい車は
economical car

The ten most economical car. 
(燃費がいい車ベストテン)
などのように使います。

この車は燃費がいい
This car is economical on gas. 
(イギリスでは on gas が on petrol になります)

他にもいろいろな言い方があります。
アメリカでは、燃費の悪い車のことを
gas guzzler
とも言うようです。

guzzler とはもともと「がつがつ食べる人」「(特にアルコールを)大量に飲む人」という意味です。

This car is a gas guzzler.
直訳すれば、「この車は大ガソリン飲みだ」となりますね。







2017年2月15日水曜日

フランス語のことわざ - Qui ne tente rien n'a rien


直訳すると
「何も試さない者は何も得ることがない」
というフランスのことわざ。

15世紀ベルギーの哲学者の言葉
「サケを釣るには小魚を手放さなければならない」
が元になっているという説も。

日本の、というか中国の
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
と似ていますね。 
危険を冒さなければ大きな成功を得ることはできない。

虎とサケがこの点についてどう思っているかはわかりませんが、とりあえず、隣のトラはサケの切れ端をもらってご満悦のようです。 







2017年2月14日火曜日

構文を理解すれば英語の勉強が楽になる


外国語を効率よく学ぶには構文理解を優先すべし、と前に書きました。
(外国語の勉強は構文が大事)

英語の場合、どのように構文を掴んだらいいか見てみましょう。

文の意味を理解するためにも、英文法や英作文のためにも、まず動詞を見つけましょう。

ごく単純な文から。

1)  I have a guitar. 
もちろん動詞はhave。

2)  I have finished my lunch.
意味を担う動詞はfinishedで、言いたいのは「お昼をもう食べてしまった」ということ。
haveはこの場合助動詞で、「もう・・・してしまった」という意味を付け加えているんですよね。

3)  I am playing the guitar.
動詞はplay。
ただし I(私) という主語に合わせて活用して(形を変化させて)いるのはamというbe動詞ですね。
この文の場合、be動詞は「・・・しているところ」という意味を付け加える助動詞の役割をしています。

4)  I am a cat.
(私は猫です)
動詞はam。
この構文では、be動詞は=(イコール)の役をしていると言えるでしょう。
私=猫
または、be動詞を「存在している」という動詞だと理解して、
私は猫として存在している
と解釈してもいいでしょう。

日本語の「私は猫です」という文の中には動詞はありません。
そもそも日本語の「動詞」という用語には「動く」という漢字が入っているので要注意です。
英語では、be動詞は動詞なのです。

5)  She is kind. 
4と同じようにbe動詞がこの文の動詞です。
この場合、isはイコールともちょっと違いますね。
主語sheの性質を表しています。
日本語で「彼女は親切だ」と言うとき動詞は必要ありませんが、英語では各文に動詞が一つ必要です。
ですから、主語sheと主語の性質kindをつなぐために、動詞isを置きます。

be動詞は4や5で見たように主語と主語の性質や状態を表す語をリンクするので、link verbと呼ばれることもあります。

日本語には、動詞がある文もあればない文もあります。
普通の英語の文には、活用している動詞が必ず1つあるということを覚えておきましょう。

そしてこのことは、西洋の他の言語 - フランス語やドイツ語 - を勉強する時も役立ちます。

(冒頭の写真はテームズ河とロンドン塔)










2017年2月12日日曜日

外国語の勉強は構文が大事


外国語の勉強をする時、とにかく単語を覚えればいいと思っている人も多いようです。

でも、大人同士のコミュニケーションで、単語一つで成り立つものはありません。

「インコ」と言ったところで、インコがどうなのかわかりません。

インコがすきなのか?インコにアレルギーがあるのか?インコが欲しいのか?それともインコを売りたいのか?

英語にせよ日本語にせよ、掴まなければならないのは構文です。

読むとき、書くときは、特に構文が重要です。

構文次第で意味が逆になることもあるのです。

ある言語をモノにできるかどうかも、構文を理解できるかにかかっています。

Toeicで点数を稼ぎたい時も、やっぱりそうです。

構文がわかっていれば、そこに動詞が来るべきか、名詞が来るべきか、形容詞が来るべきか、副詞が来るべきか、すぐにピンときます。 

語彙が大事でないとは言いませんが、 構文理解を優先させるのが早道です。







2017年2月9日木曜日

外国語を勉強するのは何の役に立つのかというと・・・



外国語を勉強すると世界が広がるとよく言います。

実際その通りです。

ニュース一つ取ってみても、他の国のメディアを見ると様々な発見があります。

自国のニュースには報道されない事が載っていたり、同じ事実が載っていても視点が違っていたり。

ニュースをメールで受け取れるように登録するのもいいですが、開くのが面倒で貯めてしまうこともありますね。

私のお勧めは、ツイッターやフェースブックで海外のメディアをフォローしてしまうことです。

snsを開いた時、気になるニュースがあればついつい見てしまって、いつの間か外国語の勉強をしているというわけ。

全てのニュースを見る必要はありません。
自分にとって興味のあるニュースを読めばいいんです。
わからない単語があると、すぐ調べたくなりますよ。

ちなみに、私はアメリカのCNN、イギリスのBBC、フランスのLiberation、カナダのCBC、Japanタイムズなどをフォローしています。

日本のテレビで翻訳が流れる前に、大切な海外ニュースを知ることもよくあります。