イギリスやアメリカなど英語圏の国では、もうすぐパンケーキの日。
今年はちょっと遅くて、2月28日火曜日ですね。
フランス語と英語の奇妙な関係として、フランスに住んでたときに気づいたことの一つ。
フランス人はパンケーキをクレープと呼び、イギリス人やアメリカ人はクレープをパンケーキと呼ぶ。
もちろん、フランス人はクレープのこともクレープと呼ぶし、イギリス人やアメリカ人はパンケーキのこともパンケーキと呼ぶ。
だから、アメリカのアニメをフランス語で見ていると、 クレープとは思えない分厚い「クレープ」が出て来たり、逆にフランス映画の英語版を見てると、やけに薄い「パンケーキ」が出てきたりする。
しかし、周りのフランス人やイギリス人たちは少しも気にしていないようだった。
フランス人は、アメリカ人はクレープを分厚く作るんだと思っているし、アメリカ人は、フランス風のパンケーキは薄いんだと思っている。
トルコなど中東にはまた少し違ったパンケーキがある。
そして日本人は、クレープとは薄くて中に何か入れて巻いたりたたんだりできるものだと思っているし、パンケーキとは食べごたえがあって上に何か付けるものだと思っている。
因みに、パンケーキのパンとはパンのパンではなく、フライパンなどのパンです。
pancake と書くのですから。
パンみたいに食べられるケーキという意味ではなく、フライパンで焼けるケーキという意味じゃないかな。
ブレッドという意味のパンは英語ではなくフランス語で、painと書きます。
何はともあれ、おいしいパンケーキ(クレープでもいいのですが)を!