2017年7月5日水曜日
七夕とは
日本語能力試験でがんばった皆さん、お疲れ様でした。
もうすぐ七夕(たなばた)ですね。
七夕は、3月3日や5月5日のように、一年の節目である節句の一つです。
今日本では7月7日が七夕祭りとなっているところが多いですね。
竹や笹に、紙で作った飾り物や、願いを書いた紙を吊るします。
この願いを書いた紙を短冊(たんざく)と言います。
折り紙で飾り物を作る人も多いです。
七夕には、ロマンチックな伝説があります。
この伝説の元になる話は、中国の漢の時代に書かれました。
日本に伝わったのは奈良時代ですが、それ以前から日本にあった伝説と混ざって、今のような七夕伝説になったようです。
伝説のあらすじは、次のようなものです。
星空に、織姫という若い星がいました。
天の王様の娘です。
彼女は織物が上手で、毎日とてもよく働きます。
天の王様は、彼女を彦星という若者と結婚させることにしました。
彦星もやはり働き者で、牛を追って畑を耕していました。
二人の関係はうまくいったでしょうか。
ええ、それはもう!
あんまりうまく行き過ぎて、二人はちっとも働きません。
王様に「お前たち、少しは働いたらどうかね。」
と言われても、
「明日働きます。」
と答えるばかり。
遂に、堪忍袋の尾が切れた王様は、二人を天の川の両側に引き離してしまいました。
二人は、もう二度と会えないのでしょうか。
いいえ、それではひどすぎます。
一年に一度、七夕の夜に、カササギという鳥が天の川に橋をかけてくれます。
二人はその橋を渡って、再会を果たすのだそうです。
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