2016年12月2日金曜日

スラング、行ってみよう!



日本語学校でスピーチコンテストの準備をしていた時のこと。

一人の留学生が「チャラい」という言葉を使いました。

私にとっては初めて聞くことばだったんです!

そこでこんなアドバイスをしてしまいました。
「たぶん校長先生には意味がわからないんじゃない?
チャラチャラしていると言えばわかるけど。」

後で職員室でその話をしたところ、こう言われてしまいました。

「先生は長い間日本を離れてたからね~
校長先生もチャラいぐらいは知ってるわよ。」

ガァーン。そうなのぉ?

言葉は生き物であると改めて感じた瞬間でした。

それにしても、十数年離れていただけで浦島花子になってしまうなんて、変化が早いなあ。

原則として、語学の教師はオーソドックスな言葉を最初に教えます。
初級の時からスラングを教える必要はないでしょう。
オーソドックスな言葉から派生したのがスラングであるなら、元のオーソドックスな言葉をまず覚えておいた方がいいですよね。

馴れてくれば、留学生はスラングを街中で自分で覚えてしまいます。
今はインターネットがあるから、その気になれば、海外にいても日本語のスラングを覚えられるでしょう。

スラングは、どうしても言えなければいけないというものではありません。

ただ、その国で暮らす場合、聞いてわからないと困る場合もあるでしょう。
大学や専門学校で他の学生と話す時、硬い言い方しかできなかったらちょっと馴染みにくいということもあるかもしれません。

フランスの大学には留学生向けのフランス語の授業があります。
そして、授業でスラングも教えます。

もちろんスラングばっかりやってるわけじゃありませんよ!

ちなみに、「チャラい」は「軽薄な」または「軽薄な感じがする」という意味です。人の前について、その人の性格や見た目を表します。服装が派手で安っぽい、または流行を追っている時も使います。

2016年11月24日木曜日

上野の不忍池で、勤労感謝の日にボートに乗る

昨日は勤労感謝の日。


上野で展覧会を見て、帰りに不忍池(しのばずのいけ)でボートに揺られてのんびり。


野鳥たちものんびり水に浮いているように、見えました。


でも、野鳥に祝日などあるはずありませんね。


働いている方も大勢いらっしゃいました。


ボート乗り場でアルバイトをしていた外国人留学生もその一人。


お疲れ様でした。

鳥さんたちも、お疲れ様です!


2016年9月29日木曜日

外国人が日本で就職するために - 面接でよく聞かれる4つの質問



一生懸命日本語を勉強している皆さん。

皆さんの目標は何ですか。

外国語の勉強は、多くの人にとって、目的ではなく手段ではないでしょうか。

日本語能力試験やToeicを受けるのも、何かに役立つからですね。

日本で就職したいと考えている留学生も多いようです。

今日は、外国人が日本の企業で面接を受けるとき、よく聞かれる質問を見てみましょう。

1 自己紹介

「自己紹介してください」「自分の長所と短所は何だと思いますか」「あなたの強みは何ですか」

正直に答え、しかもポジティブな印象を与えることができるよう、用意しておきましょう。

2 大学(専門学校、短大)で学んだこと

自分の国や日本の大学で、何を専攻しましたか。自分が勉強したことを、日本語でしっかり説明することができますか。

3 その会社を選んだ理由

たまたま勧められたから・・・という人も多いかもしれませんが、消極的な理由では、あなたがどんなに優秀な人でも、いい印象を与えることはできないでしょう。

面接の前に、会社のことをきちんと調べておきましょう。ネットでわかる範囲で十分です。ちゃんと会社のことを知っていて志望したということを伝えてください。そして、ぜひここで働きたいという熱意をアピールしましょう。

4 日本に留学した理由

なぜ留学しようと思ったのか、なぜ日本を選んだのか。自分がしたいこととどう関係があるのか。

相手が納得する答えを考えておきましょう。


少なくともこの4つの質問には、きちんと答えられるように、用意しておいてください。


次回から、もう少し詳しく面接について見てみましょう。 

2016年8月29日月曜日

試験勉強ばかりしていると、試験には受からない





こんなタイトルをつけると、「わたし試験勉強ばかりしていて、試験に受かりました。」とか、「試験勉強ばかりしていて、受かった人を知っています。」と言う人がいるかもしれません。

 

まぁ、絶対に受からないとは言いません。

 

でも、試験勉強だけするのは、試験に受かるための効率的な方法ではありません。

 

私がこう言えるのは、多くの実例を見てきたからです。

 

例えば、私が教えている日本語学校に、こんな学生がいます。

 

とても真面目で、宿題など、先生に言われたことは必ずやってくる人。語彙や文法の小テストをすると、いつも満点です。

 

ところが、日本語能力試験N1やN2の読解問題をすると、選択式であるにも関わらず、ほとんど間違えるのです。

 

その学生は、問題文の中に出てくる語彙も文法も全部わかります。

 

でも、文脈を読むことができないのです。内容を把握することができません。

 

逆に、こんな学生もいます。正直に言って、あまり一生懸命勉強しているようには見えません。

 

語彙や文法の小テストでは、そこそこ間違えます。

 

でも、日本語能力試験N1を受けたとき、読解問題は全部あっていました。

 

この学生は、文学に興味を持っていました。おそらく、日本語の勉強をする以前に、母語で本をたくさん読んでいたのでしょう。

 

試験を受けると決めたら、勉強時間の殆どが試験勉強になるのは仕方がありません。特に直前はそうです。

 

ただ、試験勉強はあくまでも試験勉強であって、本当の勉強ではないことを、忘れないでください。

 

本当の勉強とは、ある情報をインプットし、それを理解しようとすること、そして、それについて自分の頭でとことん考えることです。

 

読解や作文を強化したい人は、本をたくさん読みましょう。量を読むだけではなく、頭を働かせながら読みましょう。

 

内容だけでなく、文体や言葉の選び方にも注意を払いましょう。

 

聴解を強化したい人は、過去問題のCDを聴くだけではなく、ニュースやドラマ、歌を聴くのがお勧めです。

 

最初、聴解がとても弱かったのに、得意になった学生に話を聞いてみると、毎日ニュースを浴びるほど聞いたと言っていました。

 

日本語を勉強している人は、NHKのラジオをインターネットで聴くのもいいでしょう。速度が選べるので、最初のうち速すぎて難しいと感じたら、「ゆっくり」を選びましょう。

http://www.nhk.or.jp/radionews/

 

この方法は、英語や他の外国語を勉強するときにも、応用できるはずです。

 

試験勉強を始める前にどのぐらい頭を使ったかで、試験勉強の能率が違ってきます。

 

試験勉強をしながらでも、問題集だけではなく、興味のある本を読み進めたり、ニュースや歌を聴くことで、応用力が身に付きます。

2016年8月22日月曜日

Toeic初体験の結果に思う



旅行から帰って、近所の人が預かっておいてくれた郵便を仕分けしていると、Toeicの結果がありました。

リスニングとリーディングを合わせて930点。

時間の配分に失敗し、最後の方ができなかったことを考えると、書いたところはだいたい合っていたのでしょう。

もちろん、リスニングは全部やったわけで、それでもミスがあったということです。

語学で生きている人間としては、もっとがんばりたいところですが、ブランクがあったにしては、悪くありませんでした。

誰かの参考になるかもしれないと思い、どんな勉強をしたのか、お話しします。他の外国語にも応用ができると思います。

Toeicがどんなものか知るために、市販の模擬テストをやってみたことは前にも書きました。

でも、問題集ばかりやっていたわけではありません。

リスニング対策としては、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージランドの異なる発音に馴れるため、インターネットで、色々な国のニュースを聞いていました。

リーディング対策としては、やはりインターネットで新聞記事を読んでいました。

どちらも、自分にとって興味のあるテーマを選んでいました。

単に英語の勉強として、というよりは、ニュースを読んだり聞いたりして、心配したり、怒ったり、考えたりしていました。

語彙を増やしたり、文法を確認するのも、それだけ切り離してやっていたら、あまり頭に入りません。特に、私の歳ではそうです。

どんな単語も、コンテクスト(文脈)の中で使われるのですから、単語だけ切り離して覚えても、あまり意味がありません。

自分にとって興味のあるものをどんどん聞いたり、読んだりして、その中にある単語の意味や使い方を覚えるようにすると、不思議と頭に入りやすくなります。

受験を含め、どんな試験勉強もそうですが、試験勉強だけするのは、実は効率が悪いのです。

「読む」力を養うのが王道です。そしてお金もあまりかかりません!